レンガ、ガラス、石、コンクリート、そして植物。
様々な素材を取り入れながら、ナチュラルな印象にまとまっているエクステリアを紹介します。
写真のお宅は、玄関前が決して広いとは言えませんが、門柱、植栽スペース、玄関ポーチ、来客用駐車スペースがコンパクトにまとまっています。それぞれ異なる素材を用いることで、一つ一つに存在感を持たせています。
まずは門柱ですが、コテで表情を付けたアイボリーの塗り壁にガラスブロックをはめ込んで光を取り入れ、笠木と植栽スペースには角が丸く優しい印象のレンガを使いました。 玄関ポーチには、イエロー系の乱形の自然石を張り、門柱とポーチの地面に接する境に、常緑のタマリュウを植えて縁を際立たせました。車庫前には、来客の際に駐車スペースとして利用できるよう、舗装用コンクリートブロックのインターロッキングを敷きました。
インターロッキングは様々な色、形、表面テクスチャーがあり、形状や色の組み合わせでいろんなパターンを創り出すことができます。また、透水性があるので雨の日に水が溜まることが無く、耐久性にも優れているので、来客用の駐車スペースに適している素材です。
このように様々な表情を持つ素材を組み合わせても、選ぶ色や使う量を工夫することで、まとまりのある空間にすることができます。また、狭い敷地でも自然に触れる喜びのある空間を創り出す事ができるのです。
