私共が庭を設計する上で大切にしていることは、「自然と触れ合う喜びを伝えられる庭にすること」です。 こちらは門から玄関へ、またその奥へと訪問者を誘うような奥行きのあるアプローチが印象的な和風のお庭です。 玄関までは乱形の自然石を幅広く敷き、その両脇に松や楓などの高木や中低木、庭石や手水鉢をバランス良く配置することで、見る者を飽きさせない動きのある空間になっています。 玄関から先は飛び石を置き道幅を狭くする事で、この先はプライベートな空間であることを視覚的に示唆しています。
和庭の雰囲気を損ねないテーブルとベンチ
裏庭に、お茶や食事を楽しめるテーブルとベンチを設置し、お庭をより楽しめる空間を作りました。 和の雰囲気を壊さないよう、床には落ち着いた色合いの乱型石を敷きました。 また、テーブルとベンチは温かみの感じられる木を用い、色は敷石に合わせて選びました。 濃い色を選ぶことで空間を引き締めると共に、周りの植栽の緑を引き立てより美しく見せてくれています。
お手入れしやすいプラ竹扉門
庭園の入口には、お手入れしやすいプラ竹でできた門を設置しました。 本物の竹と見紛うほどですが、より長く美しさを保ち機能的にも優れています。
重厚さを演出してくれる石材
お庭の至るところに、石材でできた灯篭や手水鉢や照明などを配置しています。 石そのものが持つ重厚さや、経年変化による風化や苔生した様が、和庭をより趣のあるものに見せてくれています。
