自然石と表情のある塗り壁が、パッと目を引く存在感あふれる門柱です。
広い間口なのに目を引く理由は、生垣に深い緑の低木を、花壇には落ち着いた色味のレンガを選び、門柱にクリーム系の明るい色を選んでいるからです。また、一つ一つが存在感のある自然石と、その割れ目から見えるような波打った表情の塗り壁が、より存在感を助長しています。この塗り壁の表情は、先の尖ったコテの先を横方向に引っ張るようにして付けています。それぞれの筋が均等にならないように付けると、このような表情になります。さらに、全体のバランスを考えて適した位置に風穴をあけ、そこにブラックアイアンのレリーフを埋め込みました。
自然石のダイナミックさとレリーフの繊細さが対比し、この門柱に面白みを添えています。自然石の形と表情は全て違い、塗り壁の表情も職人によって様々なので、ここにしかない組み合わせになり、世界で一つだけの門柱が出来上がります。
