まるで、ヨーロッパにいるかのような佇まいのエクステリアです。
この異国情緒あふれる空間を演出しているのは、古レンガを積み上げた門袖と、ピンコロ石の石畳です。焼きムラが味わい深い古レンガを用いた門袖は、重くなりすぎないよう明るい色味を選んでいます。
門袖の凹みを利用したアールを描く花壇が優雅さをもたらし、より異国情緒を感じられる空間に演出しています。そして、なんといってもピンコロ石を用いた石畳。ヨーロッパで古くから石畳に利用されてきたピンコロ石は、10cm角程度の立方体に整形された石材で、これを敷くだけで雰囲気がガラリと変わります。並べ方次第で直線も曲線も描くことができますが、ここでは直線に並べ、アクセントにレンガのラインを入れました。目地には苔が生え、一層趣のある表情になっています。
照明を取り付けた門柱は、3色の壁用レンガをバランス良く張り、存在感のある門柱になっています。ヨーロッパの路地に、ふと入り込んだような感覚を味わえる空間が完成しました。
