蹲(つくばい)のある和庭|大分県日田市

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日本庭園の添景物の一つである蹲(つくばい)は、もともとは茶室に入る前に手を清めるために置かれた手水鉢に、前石、手燭石、湯桶石などの役石を置いて趣を加えたものです。蹲は「和」の雰囲気を演出し、庭に水のある空間を創り出す事ができます。こちらの蹲は、石臼型の手水鉢に節抜きの竹の筧を合わせ、水門(手水鉢の周囲にある水の流れる凹み)のある本格的な蹲です。

周囲には背の高い広葉樹を植えているので日陰となり、葉の間に風がそよぎ涼し気な雰囲気に仕上がっています。木々が持つ本来の美しさを引き出し、長所を活かせるよう植栽しました。植物とのバランスを見て、石灯籠や庭石を配置し、石の間を埋めるように苔を植えました。手前には化粧砂利を敷いて明るい雰囲気にし、木陰の蹲が引き立つようにしています。

季節を感じられる坪庭の蹲

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煎茶を入れる際の湯冷ましのような形をした手水鉢を置いた、面白味のある蹲(つくばい)のある坪庭です。

役石の周りに、楓などの季節を感じられる植栽を施し、常緑樹の生垣で囲いました。自然石と植栽の緑が混じり合い、自然味溢れる空間になっています。 

生垣や植栽の成長と共に坪庭に入る光や影の具合が変わってくるので、その微妙な変化も楽しんでいただける庭になりました。

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